ちょっとした毎日の記録

わたしの記録です。

カシワイさんの「107号室通信」

ずっと前に友人が貸してくれた本で

「家持って帰って読んでいいよ」って言ってくれたので

持って帰ってきて読んでいました。

 

書かれている内容に触れてしまうので、

もしまだ読んでない方がいたら中身をばらすことになるので

この先読まないでくださいね。

 

わたしが特に好きだと思った話のことを書きます。

 

「電話番」

簡単に説明すると、

電話を貸すお店?をやっている場所の話なのですが、

番号が振られた電話がいくつも壁にかけられていて、

来たお客さんは「1980年代の⚪︎⚪︎(夫だったり、友人だったり)と話したいのですが」と

そこにいるお店の人に伝えて「⚪︎番です」と言われた番号の電話で

電話をかけるのです。

 

 

電話をかけて、相手と話をしている人は泣いていました。

 

話終わったあと、

「本当にありがとうございました。言えてよかった。」

そう言って去っていきます。

 

_

 

わたしがもし電話をかけるとしたら誰だろうと考えていました。

おそらくおばあちゃんにかけると思う。

と、言ってもおばあちゃんの電話番号も知らないような歳に

おばあちゃんは亡くなってしまったのですが。

 

おばあちゃんはわたしが、5歳か6歳の時に癌で亡くなりました。

わたしにとって、初めて人の死を見たのがおばあちゃんでした。

 

まだわたしは死ぬということが分かってなくて、病室でその場に

ぽつんと、何が起こったのか分からず、立ち尽くしていました。

母の兄が、おばあちゃんが横たわっているベットに泣き崩れていたのを覚えています。

うまく言葉にできない時間でした。

 

おばあちゃんとの思い出は、21歳になった今でも

少しだけど覚えています。

 

それは母が弟を出産するときの話です。

 

わたしは幼稚園に行っていたのですが、

母が病院に入ってからは、送り迎えはおばあちゃんがしてくれていました。

父は仕事だったので、母がいる病院に連れて行ってくれたのもおばあちゃんでした。

 

もし、電話があったら、21歳になったわたしは

あのときのおばあちゃんにお礼を伝えたいです。

聞きたいことも今となってはたくさんあります。

母のことも、子供の頃はどんなだったかとか、

たわいもない話をしたいなって、おもいます。

 

あのときの時代に通じる電話があればなあ...。

 

おばあちゃんとの思い出は、

生きてるとだんだん薄れていきそうで、

実際に今思い出せる範囲でもかなり少なくなってしまったように

感じるので、この機会になんとなく書きたくなりました。

 

もしこんなわたしのひとりごとを

読んでくださった方がいらっしゃったら、

ありがとうございます。

 

ではでは。

 

 

107号室通信 (torch comics)

107号室通信 (torch comics)